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初カノはエロうさ

第3章 変態彼女にお仕置きを

「その顔、堪んない」

涙目で俺を睨むうさこの唇に、軽く唇を重ねる。

そうすると、また、我慢出来なくなって…

「ん、ふ…ぁっ」

うさこが漏らす甘い声に余計に煽られて…

「うさ…っ…」

夢中になって唇を合わせる。

唇が離れるリップ音。でもまたすぐに唇は重なって、水音を立てて求め合う。


うさこの腕が俺の頭を抱き寄せて、うさこの指が俺の髪を乱す。

こんなに求められるのが嬉しくて、

欲張りになった俺は、もう無我夢中で唇から愛を貪る。


♪〜♪〜♪〜
突然響いた携帯の着信音に、ハッとして唇を離せば、うさこの頬には涙が零れ落ちていて、

「没頭し過ぎた。ごめん、苦しかった?」

その涙を拭う俺の指を振り払うことなく、うさこは緩々と首を振る。

あー…もう…堪んない……

うさこの唇を指でそっとなぞる。

「ん…」

小さく声を漏らし震えるうさこの唇に、堪らず唇を寄せれば、

♪〜♪〜♪〜
鳴り止まない携帯が、それを阻止した。


「つーくん…電話……」

「ん」

切れてはまた掛かる煩わしい電話。放って置いてもきっとまた鳴る。

名残惜しさに留まる唇で、うさこの唇に軽く触れ、ため息混じりに電話に出れば、

『うさちゃんがいるの⁉︎ 会いたい‼︎ 」

幼馴染みの深雪のはしゃぐ声。

そして、ピンボ〜ンと玄関チャイムのすぐ後、

ガチャッ
「お邪魔しまぁす♡」

ドアが開く音とほぼ同時に明るい声が入ってきた。


ヤバイ。うさこを連れ込むのに夢中で、

「ごめん、うさ。玄関の鍵かけるの忘れてた」

俺の言葉に対するうさこの返事を聞く前に、

「やっほ〜!うさちゃん、会いたかったぁ♡」

明朗な声が部屋の中へと入ってくる。

その声の主は、仁科 深雪[にしな みゆき]

隣の家の一人娘で、俺の幼馴染。
深雪の高校合格の記念にと軽い気持ちでセックスして以来、この3年間で何度も身体を重ねた相手だ。

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