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きみじゃなきゃだめなの

第1章 きみじゃなきゃだめなの1

カットソー一枚だとちょっと肌寒いけどもうじき暖かくなるし
その後はうんざりするくらいの太陽だ。

今だって北に行けばスキーができるし
南に行けば海水浴ができる。
そんなこの州はいろんな楽しいことがあって良いと思う。

この町は南寄りだから
冬って言っても厚手のジャケットで十分なところが気にいって母と引っ越してきた。

ニューヨークに住んでみたいが口癖のわたしももちろんこの町が好きだし、
ウィルもヒースも自立する年になっても
近くの大学を選んだくらいだ。

ヒースの部屋を出て、
ホットドッグのスタンドに心惹かれたけど我慢して
ハァイエミリーちょっと味見してく?
って知り合いのアイス屋さんにも手を振ってスルーした。

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