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twin★love

第19章 19★嫉妬

「いっ…」

その刺激に目尻に涙を浮かばせる萌。

いつもは優しく萌に触れてくる蓮。

だけど今日は繋いでくれる手も萌の腕をベッドに押し付けている。

足を太ももで割って、スカートの中に手を差し入れる。

「蓮ちゃん、やだっ…!」

萌の声を塞ぐようにキスをして、乱暴に舌を口の中でかき回す。

「…やめて、お願い…」

はっとして目の前の萌を見つめる。

細い剥き出しの肩は震え、大きな目からは涙がこぼれている。

「…あ、俺…」

萌の肩に触れようとすると萌はバッと勢い良く蓮の手を避けた。

「…帰る。」

「萌…!」

乱れた服を整え終えずに萌はカバンをつかむと走って外に出た。

やっとできたデートだったのに。



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