テキストサイズ

twin★love

第16章 16★蓮の我慢

はじめは痛かったのに、今では気持ちいい。

そうなってる自分がすごくいやらしいみたいで、恥ずかしい。

「ん、亜子…こっち向いて。」

蓮は亜子の柔らかいほっぺを両手で包み込む。

「…んっ…かわいい。亜子、かわいい。大好き。」

蓮はいつもまっすぐだ。

付き合うようになってからは特に、言葉でちゃんと伝えてくれる。

そんな蓮を、亜子も好きだと思う。

「…亜子は?俺のこと好き?」

いつもの強気な目ではなくて、子犬みたいな目で見つめられるととても愛おしく思う。

「うん、わたしも蓮が大好き…っ!」

亜子は蓮の首の後ろに手を回した。

蓮の腰の動きが早くなる。

部屋に響く水音や垂れる汗も気にならないほど、ぴったりとくっついた体。

「亜子っ…あ、っ…俺もう…」

「んっ…あんっ…」

蓮が腰を打ち付けるたび、亜子は何度も達していた。

ふわふわと頭にもやがかかる。

「…っく…」

蓮が奥で吐き出したものが、薄いゴム越しに伝わる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ