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私の彼は****が好き

第10章 イジワルな先輩に…………

「……っ!?」


デニム越しに感じる指の感触に、電気がピリッと走った。


唇を噛みしめる。


矢野先輩は遠慮なくあたしのワレメに指を這わせてきた。触り方は昨日よりも大胆になってる。


「…………ッ‼」


自分の顔が真っ赤になってるのが分かる。


でもあたしの反応を楽しむように、先輩は厭らしく指を動かす。


でもそのとき……


「お前何してんだッ!?」



静かな車内で、急に男性の叫び声がした。


あたしは心臓が口から飛び出るくらい驚いて固まる。


先輩は焦って指を引っ込めたけど…………。



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