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The man suitable for me

第1章 逢瀬

携帯に彼からのメールが入る。

『そこで、オナニーしなさい。』

『ここでですか?』

『そうです。二回逝くまで、やめてはダメです。』

私は上半身を、折りたたむようにして、まるで、眠っているかのように、装いながら、組んだ足の下から、右手をコートの下に、滑りこませた。

めいっぱい指を伸ばして、自分のそこに触れる。

なかなか、指が届かない。

もう少し、もう少し奥まで。

ゆっくり、そして、周りに動いていることが、気付かれないように、指を奥に伸ばす。

そうして、そこに触れると、それだけでもう潤っていた。

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