
暗闇で恋しましょう
第12章 1つ、また、1つ 嫌な、こと
この部屋は………こんなに、狭かっただろうか。
敷いた布団まで、たったの2,3歩。
目を配れば、全貌が露になる。
私、たった1人だというのに。
幼い頃は、もっと広く………
そこまで考え、ハッとする。
バサッと布団を頭まで被り、思考を遮る。
ダメ。考えないで
だって、思い出したくもない。
この部屋に
ひぃちゃんに
恐怖を
憎しみを
持っていた自分
ひぃちゃんが………
大嫌いだった自分
私の大嫌いな自分だ。
寝よう。
さすれば、余計なことなど考えなくて済む。
大丈夫。眠いんだから、目を閉じれば、すぐだ。
ぎゅっと目を閉じ、視界から余計なものは排除。
温もりに包まれて、私はいざ夢の中。
ゆらゆら……
入ろうと、思ったのに、突如私は体の揺れに襲われた。
決して、自分が揺れている訳では無い。
そこは暗くて、狭い空間で。
身動きも取れないくらい。
息も、し辛くて。
懐かしい
感覚
ぞっと背筋を冷たいものが走り、慌てて布団を剥ぐ。
敷いた布団まで、たったの2,3歩。
目を配れば、全貌が露になる。
私、たった1人だというのに。
幼い頃は、もっと広く………
そこまで考え、ハッとする。
バサッと布団を頭まで被り、思考を遮る。
ダメ。考えないで
だって、思い出したくもない。
この部屋に
ひぃちゃんに
恐怖を
憎しみを
持っていた自分
ひぃちゃんが………
大嫌いだった自分
私の大嫌いな自分だ。
寝よう。
さすれば、余計なことなど考えなくて済む。
大丈夫。眠いんだから、目を閉じれば、すぐだ。
ぎゅっと目を閉じ、視界から余計なものは排除。
温もりに包まれて、私はいざ夢の中。
ゆらゆら……
入ろうと、思ったのに、突如私は体の揺れに襲われた。
決して、自分が揺れている訳では無い。
そこは暗くて、狭い空間で。
身動きも取れないくらい。
息も、し辛くて。
懐かしい
感覚
ぞっと背筋を冷たいものが走り、慌てて布団を剥ぐ。
