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言葉で聞かせて

第13章 言葉で聞かせて


冷たい水で邪念を流すように頭からぶっかけて、ひたすら無心になる


「……」
「あっ、おかえり。気持ちよかった?」
「あぁ」


俺がベッドに座ると腕に絡んできた女が「きゃっ」と小さく悲鳴をあげた


「冷たい!水で浴びたの!?」
「……」


反応を示さない俺に女は


「私がーーあっためてあげるね……」


と言って俺を押し倒し、バスローブの合わせを開いて俺のイチモツに口付けた


「は、ん……む……ちゅ……ん、おっきい……」


皮肉なもんでこんなに頭の中ぐちゃぐちゃしてても仕事の一環だという意識で勃起はする

それに気を良くした女は真っ赤な口から真っ赤な舌を出して俺を刺激した


「りゅ、せ……んん……きもち?ん、む……」
「あぁ」


俺の返事に「やったぁ」と微笑んだ女はさらに激しく吸い付いてくる


「はぁ……っ」


されるがままに愛撫を受けるのは楽で、俺は目を閉じた


しかし下手だなこいつ
この程度じゃイケねぇ


俺は喉まで咥え込んでいる女の口の中を突いた
さっきまで恍惚とした表情だった女の顔が苦痛に歪む


「んぐ、ん……ぐ、ぇほ……」


ガツガツ喉の奥を突き上げて、女がえずいても構わない
俺の頭には


早く終われ


それだけだった

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