
言葉で聞かせて
第10章 再来
敦史目線
あーーーくそ
溜まってんな
自分でもわかるほど欲求不満だ
千秋に触れてねぇ
ただそれだけのことなんだが、すげぇイラつく
「流星?どうかした?」
「あ?何でもねぇよ。ほら飲め」
最近周りが妙な動きを見せているから、と離れていたら
いつの間にやら千秋はどこぞの女に盗られていた
くそ
こんなことなら無理やりにでも側にいりゃ良かった
そう思っても後の祭りで
「………っ」
「わ、流星すごい飲みっぷり〜」
結局酒に頼ってる
情けね
笑顔で祝福してやるなんて大人な対応は出来っこねぇ
やっと
見つけたと思ったんだがな
「あれ、酒ねぇじゃん」
「流星まだ飲む?頼んであげよっか」
珍しく俺がまともに酒に付き合うからか客の女はすげぇ上機嫌だ
「あぁ。じゃあーーー!?」
頼むわ、と言おうとしたその言葉を遮って、突然現れた悠史が俺の腕を掴む
「なんだよ?」
「っいいから来て!!!」
客の女に対する優しさも忘れ去って俺を引っ張っていく悠史にはいつになく余裕がない
控え室に着くと机の上に散らばっていた俺の荷物を乱暴にカバンに詰め込み始めた
あーーーくそ
溜まってんな
自分でもわかるほど欲求不満だ
千秋に触れてねぇ
ただそれだけのことなんだが、すげぇイラつく
「流星?どうかした?」
「あ?何でもねぇよ。ほら飲め」
最近周りが妙な動きを見せているから、と離れていたら
いつの間にやら千秋はどこぞの女に盗られていた
くそ
こんなことなら無理やりにでも側にいりゃ良かった
そう思っても後の祭りで
「………っ」
「わ、流星すごい飲みっぷり〜」
結局酒に頼ってる
情けね
笑顔で祝福してやるなんて大人な対応は出来っこねぇ
やっと
見つけたと思ったんだがな
「あれ、酒ねぇじゃん」
「流星まだ飲む?頼んであげよっか」
珍しく俺がまともに酒に付き合うからか客の女はすげぇ上機嫌だ
「あぁ。じゃあーーー!?」
頼むわ、と言おうとしたその言葉を遮って、突然現れた悠史が俺の腕を掴む
「なんだよ?」
「っいいから来て!!!」
客の女に対する優しさも忘れ去って俺を引っ張っていく悠史にはいつになく余裕がない
控え室に着くと机の上に散らばっていた俺の荷物を乱暴にカバンに詰め込み始めた
