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言葉で聞かせて

第10章 再来



なんでこうなったんだろう


「っあ……嫌だ……!!!」


逃げようとしても自分より身体の大きな男の人たちに押さえつけられて抵抗も出来ない


嫌なのに


「離し、て……っ」
「暴れんなよ。おら」


身体中触られて、舐められて
気持ち悪い


抵抗すると殴られて、身体は痣だらけ


こんな身体、もう2人には見せられないな


「……っ痛……う、ぁぁ……あ」


大して解されもしないまま挿入されて、お尻を温かい何かが伝う

後で考えれば血だとわかるけど痛みでそんなこと考えてられない


「あーー……締まるわ……」
「おい、早く代われよ」
「ほらちーちゃん口開けてー?俺の咥えてねー?」
「っぐ……ぅ」


繰り返されるその行為に気持ち良さどころか少しの救いも見出せず、僕はただただ耐えるのみ


意識が朦朧とする中、遠くで機械音が聞こえてきた

見れば赤い点が光ってる


カメラ……?
録画されてる……


やめて
見ないで


2人に合わせる顔がないの
もうやめて

助けて


そう、口に出したはずだったんだけれど


「……っ……、」


いつの間にか僕の口からは声が出なくなっていた

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