
言葉で聞かせて
第7章 過去
「……ん……んだ?ここ……?」
敦史だ
「敦史も起きたの?これでようやく二人とも起きたわね」
身体を捩って振り返ると敦史も僕を見ていた
「悠史?」
「敦史……大丈夫?」
何が?と言いたげな顔をした敦史はすぐに僕越しに見えるであろう菜摘に目を向けた
「なんでこの女がいる?」
敵意むき出しで睨みつける敦史に怯むこともなく菜摘は穏やかに話しかける
「そんな言い方ひどいじゃない。これから貴方も私の物になるのに」
「は?」
菜摘はベッドを回って敦史の方に行き、敦史の横に腰掛けた
そして
「や、めろ……っ」
キスをしようと顔を近づけた
敦史は抵抗しようとするけど両手両足が縛られている状態で出来る抵抗なんてたかが知れている
唇が触れる直前に、扉が開いた
「チッ」
舌打ちをしたのは菜摘
「なんて嫌なタイミングなの」
「菜摘、連れてきた」
菜摘は一旦敦史から離れて男達に向かって何か合図をする
すると男のうち四人が僕達の元に近づいてきて、二人で僕達を寝転んだ状態から座った状態に起こした
座らされた目の前には男数人と菜摘、さらに予想通り千秋さんの姿があった
敦史だ
「敦史も起きたの?これでようやく二人とも起きたわね」
身体を捩って振り返ると敦史も僕を見ていた
「悠史?」
「敦史……大丈夫?」
何が?と言いたげな顔をした敦史はすぐに僕越しに見えるであろう菜摘に目を向けた
「なんでこの女がいる?」
敵意むき出しで睨みつける敦史に怯むこともなく菜摘は穏やかに話しかける
「そんな言い方ひどいじゃない。これから貴方も私の物になるのに」
「は?」
菜摘はベッドを回って敦史の方に行き、敦史の横に腰掛けた
そして
「や、めろ……っ」
キスをしようと顔を近づけた
敦史は抵抗しようとするけど両手両足が縛られている状態で出来る抵抗なんてたかが知れている
唇が触れる直前に、扉が開いた
「チッ」
舌打ちをしたのは菜摘
「なんて嫌なタイミングなの」
「菜摘、連れてきた」
菜摘は一旦敦史から離れて男達に向かって何か合図をする
すると男のうち四人が僕達の元に近づいてきて、二人で僕達を寝転んだ状態から座った状態に起こした
座らされた目の前には男数人と菜摘、さらに予想通り千秋さんの姿があった
