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「おい!!お前ら何してんだ!!?」



私たちが悠人と紫織ちゃんを黙って見ていると、風磨と紫織ちゃんの友達の沢村さんと、生活指導の中村先生たちが私たちのもとへ駆け寄ってきた。



「……何だ…これは……」



先生たちは、体育倉庫の中で倒れているアキラたちを見て、驚いた表情を見せる。



「先生…あのっ……これは私たちのせいなんです……」



由衣がそう言うと、中村先生はそこにいる全員の顔を一通り見る。



「…職員室で事情を聞かせなさい。他の先生たちは体育倉庫の中にいる男子たちを起こしてください！私が話を聞きます!!」



「高瀬と君たち女子も一緒についてきなさい」



「はい…」



私たちが頷くと、悠人は紫織ちゃんの体に手を添えて、紫織ちゃんを立たせ、体育倉庫の中から出てきた。



紫織ちゃんは体を震わせて、悠人の腕を強く握りしめていた。



そんな紫織ちゃんと私の目が一瞬合う。



私は急いで、紫織ちゃんから目を逸らした。



先生は私と紫織ちゃんをじっと見ると口を開く。



「高瀬の妹と今川は保健室に行きなさい。高瀬の妹はとても事情を話せる状態じゃないだろう…

今川は首もとに痣ができてる……

保健室の立野先生に見てもらいなさい」



先生がそう言うと、紫織ちゃんのもとに沢村さんが駆け寄ってくる。



「先生、私は紫織に付き添ってもいいですか？」



「…ああ、そうしてあげなさい…」