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齧りかけの林檎

第12章 ● 君とお鍋 ♂side




玄関には、花が飾ってある花瓶があるくらい。




「お邪魔します」





はいどーぞ、と言う彼女の後をついて行った。




1LDKの間取りの部屋。




リビングには、

一般的な女の子の部屋よりは

確かに物が少ないように感じた。




もう1つの部屋は、ドアが閉まっていたから

中が見えなかった。




想像していたピンクだらけの女の子の部屋とは

少し違う、少し殺風景に感じる部屋だった。




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