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齧りかけの林檎

第12章 ● 君とお鍋 ♂side




何回もおこちゃまー、なんて言われたら

おれだったら怒ってしまいそうだ。





でもさっき、最初はムッとしてたから

やっぱりおれと同じくらいの精神年齢なんじゃないの?って

少し思っちゃったけど。






「じゃあお会計済ませよっか」




一緒にレジに並ぶ。




今までだって、

つきあってきた彼女と一緒にレジに並ぶことなんて

何度もあったことだけど

こんなに新婚さん気分でウキウキするなんて、

初めての気持ちだ。




幸せすぎる。





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