テキストサイズ

隣の家の子犬さん

第13章 秘密と誓い

俺は二宮君の隣に座った。

雅紀「和…聞いてくれる?」

和也「うん…なに?」

雅紀「実はね…父さんとの約束で27歳になったら結婚しなくちゃいけないんだ…」

二宮君は驚いていた。

俺はギュッと二宮君の手を握る。

雅紀「でも断ったんだ。恋人がいることを話して…それで今度の休みにその人を連れてくることを約束した…和…父さんと会ってくれないかな…?嫌だったらいいんだ。俺は和と別れるつもりはないし、最悪、名前を捨ててあの家と縁を切る。それくらいの覚悟はしてる。」

和也「雅紀…」

雅紀「これだけは誓える…和とずっと一緒にいる…永遠に誓うよ…」

ギュッと二宮君を抱きしめて言った。

和也「ありがとう…雅紀…」

俺たちはしばらく抱き合っていた。

そして二宮君は、

和也「会いに行く…雅紀のお父さんに…」

そう覚悟を決めたみたい…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ