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隣の家の子犬さん

第13章 秘密と誓い

和也「あっ、まだ特集組まれてるじゃん。ここの会社有名だもんね。まあ、社長がすごい人だからな。」

見ると朝にやっていたニュースと同じやつだった。

雅紀「あっ…」

父さんのインタビューがやっている。

和也「なんとなく思ったんだけどこの人雅紀に似てるよね。名字が同じだからかな?」

雅紀「ううん…父さんだよ。俺のお父さん…」

二宮君が一瞬固まった。

和也「えっ、本当に…?」

雅紀「うん…本当に…」

二宮君は「マジかよ…」と言いながらテレビをまた見る。

雅紀「あの…隠しててごめんね…」

和也「じゃあ雅紀…金持ちの家柄ってことか…」

俺は小さく頷いた。

和也「なんとなく金持ちじゃないかなとは思ってた。家具が有名なやつばっかりあるなって思ってたからさ。多分合わせると100万円以上かかるのによく揃えたなって思ったよ。」

確かに家具は家から持ってきたしな…

やっぱり二宮君は鋭いです…

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