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隣の家の子犬さん

第12章 子犬の婚約者

俺は起き上がり二宮君は隣に座った。

和也「雅紀、聞いてくれる?」

俺は小さく頷いた。

和也「昨日の女の子は俺のいとこなんだ。紅はまだ小学6年生なんだよ。」

小学6年生…⁇

雅紀「まだ12歳ってこと…?」

てっきりもう高校生くらいの人かと思った…

あっ、そうか…

だから二宮君…キスされても平然としてたし…

小学生の女の子を無理矢理追い返すなんて出来なかったんだね…

和也「だから、婚約者なんて大嘘だよ。紅とは仲のいいだけだから。」

俺は二宮君の腕を掴む。

雅紀「和…」

和也「ん?」

雅紀「抱きしめて…」

俺が言うと二宮君は優しく抱きしめてくれた。

雅紀「悲しかった…和が…女の子と…キスをしてたから…」

和也「ごめん…不安にさせて…」

俺はギュッと二宮君に抱きついた。

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