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隣の家の子犬さん

第12章 子犬の婚約者

俺は二宮君におんぶしてもらっていた。

優しい…迎えに来てくれた…

でも…

雅紀「ヒック…うぅ…」

和也「雅紀…?」

ギュッと二宮君にしがみついて、

雅紀「結婚…しないで…うぇぇん…」

子どものように泣く俺…

お酒も飲んで溜まっていたものが一気溢れた…

和也「雅紀…」

雅紀「ヒック…ヒック…」

そしていつの間にか家に着きリビングのソファーに降ろされた。

疲れて眠くなってきた…

二宮君が離れていくのが嫌だから…

ギュッ…

二宮君の腕を掴んで寝てしまった。

しばらくして、

雅紀「んぅ…?」

見るとソファーに顔を伏せて寝ている二宮君がいた。

手はしっかり握られている…

あのまま寝ちゃった…

和也「ん…?雅紀…?」

二宮君は目を開けて俺を見た。

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