テキストサイズ

隣の家の子犬さん

第10章 待っている恋人

和也「何してたの?」

雅紀「今さっきまでは先輩と飲んでたの。まあ、俺はほとんどジュース飲んでたけどね。」

和也「そうなんだ〜…こっちはさっきまでホテルでトランプしてたんだよ。飽きたから電話したんだ。」

雅紀「へぇ〜楽しそうだね?」

なんかこうして電話して声を聞くと…

二宮君に早く会いたくなっちゃう…

和也「早く会いたいな〜」

雅紀「えっ?」

和也「って、思ってたりとかする?」

やっぱり二宮君は侮れません…

雅紀「うん…会いたい…」

俺は恥ずかしくも素直に言う。

和也「1週間も雅紀と会えないなんて死にそうだよ。」

俺もそうかもしれないな…

和也「あっ、そろそろ行かないと。」

雅紀「うん…あっ、和。」

和也「ん?」

雅紀「大好きだよ…」

俺がそう言うと、

和也「俺もだよ雅紀。大好き。また明日電話するね。」

電話が切れ、俺はクッションに顔を伏せた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ