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幼なじみから始まった

第11章 ぬくもり

話し合いの結果、俺達としばらく住む事になった実果に荷物を渡していた。実果が困らないようにって・・・。
実果:母「実果の事よろしくお願いします。」


半年後


亮「実果、どうした?」
実果「働こうかなって(笑)」
亮「えっ?」
春「実果、大丈夫なのか?」
実果「いつまでも、みんなに甘えてられないし(笑)」
亮「甘えてなんかないよ。家の事してくれてるし!」
匡「慌てなくていいんじゃねぇの?とりあえず俺、今日から三日間出張だから、その話は帰ってからにしよ!実果、亮に襲われないように気を付けろよ‼」
春「あっ、俺も研修で三日間いないから!実果、亮の毒蛾に気を付けろよ(笑)」
俺の肩を二人が掴んで、小声で
春『実果の事はチャンスだけど泣かすなよ‼』
匡『無茶は、すんなよ‼』
俺は二人の気持ちが嬉しくて、ちょっと泣きそうになった(笑)

二人は、それぞれ出掛けた。

実果と二人っきりって、緊張するなぁ・・・なんて思ってたら、
実果「亮くん‼」
実果が俺の服を掴んで、引っ張ってた。
俺は、焦ってバランスを崩してしまい、ソファに実果を押し倒す感じで転んでしまった。しかも、実果の足の間に俺の足が入って・・・んっ?なんか柔らかいものが唇に・・・えっ?
俺の唇が実果の唇に・・・やべ・・・あっ、でも柔らかくて気持ちいい。
あっ、俺は慌てて実果から離れた。
亮「実果ごめん!!」
実果は真っ赤になって、俯いてしまった。
亮「ごめんな!」
恥ずかしそうに頷いてくれた。

飯食って風呂に入って録画してた映画を観る事にした。
ホラーだけど、実果は大丈夫かぁ?
実果が飲み物を俺に渡してくれながら、
実果「ホラー?」
亮「たぶん。大丈夫かぁ?」
実果「頑張ってみる。」

映画の半分くらい観てから出るわ出るわで、実果は俺にずっとしがみついていた。
終わる10分前が、かなりエグくて実果は俺に抱きついてた。
終わってもなかなか離れてくれなかったから、頭や背中を撫でながら
亮「実果まだ無理か?」
泣きながら頷く。
亮「わかった(笑)」

15分後

ようやく落ち着いた実果を部屋に連れて行って、俺は自分の部屋のベッドに入って寝ようとした時、ドアをノックする音が・・・開けると実果が枕を抱(かか)えて立っていた。
亮「どうした?」
実果「一人で寝るの怖いの。」
って、俺に抱きついてきた。



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