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曖昧☆Bboys

第65章 あなたに逢えてよかった

「すげっ!美咲ちゃんっ!!
翼、天才だぜっ!!
五歳にして俺の曲弾いてるし。

ちょっと来てよ!」


二人して呑気にリビングでギターを弾いている。


「あ~ちょっと待って。これ盛り付けてから」


「ママ~弾けたよっ!パパの曲」


「本当?待って...」


結局盛り付けを中断し、リビングに足を向けた。


彰吾の隣にミニギターを持った翼が真剣な顔をして弾き始める。


技術はともかく間違いなく彰吾の曲だ。









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