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曖昧☆Bboys

第59章 父になる

俺はとりあえず担いでたギターを置いて、新しい譜面をサムに渡し、ソファに座った。


サムは譜面を眺めている。


またダメ出しかな…


すると朝倉さんが俺の隣りに座った。


「ノンビリやれとは言ったが、限界はある。
早いとこアルバム出して売り込まなくてはな」


「分かってます…」


俺の気持ちに更にプレッシャーがのしかかった。


「キツイか?」


「今はちょっと…でも納得いくまでやっていいんですよね?」


朝倉さんは返事をしないまま煙草の煙を吐き出し、灰皿に押し付け立ち上がった。


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