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曖昧☆Bboys

第59章 父になる

翌日も午後からスタジオだった。


数時間仮眠し、二曲の新しい譜面を持ち、気怠い身体を引き摺って、扉を開ける。


「おはようございます」


「おはよう」


そう、答えたのはいつものメンバーの中に朝倉さんが煙草を吹かしながら、サムと小難しい顔をしながら譜面を見ていた。


「朝倉さん、こっち来てたんですか?」


「さっき、到着したばかりだよ。あまり捗ってないみたいだな」


「すみません、最近調子良くなくて…」

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