
双子姉妹・恋と愛
第1章 相性
愛と広太は、いくつかの下着を選びレジで会計して、店を出て行く。
広太は紙袋を持ってやる。時々、愛の腕組みしたおっぱいが当たるので顔を赤らめている。「柔らかい感触、気持ちいい」と広太は思っていた。
二人は、カラオケ店に入って行く。
広太が歌う曲を選んでいたら、愛はさっき買ったばかりの下着をテーブルに拡げ出した。
「えっ!恋ちゃん、何をするの?」
「えーと、ブラジャーのサイズ間違ったような気がして、」
「ちょっと、ちょっと、ここではよそうよ、みんな見ているし、」
通路側の窓から、何人かの人が覗き混んでいた。
「あの人何をするんだろう」といった感じであろうか?
それを見た愛は、
「ごめんなさい」とあわてて紙袋に戻していた。
この時広太は、キュンとするものを感じた。
それは何か自分でもわからない。
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