
双子姉妹・恋と愛
第3章 相対性選択
しばらくして、恋は何かを思い出したようにリビングに戻ってくる。
ソファーに寝ている二人を見て、
「あなたたち、何やっているの?」
「いゃーちょっと、」
「なにか用で来たんでしょ、恋ちゃん、」
「あっそうだった、広太さんにお願いがあるの、」
「なにかな、恋ちゃん、」
「愛ちゃんは恋人でいいんだけど、わたしのセフレになってくれない?」
「そんなの嫌だょ、恋ちゃん、広太さんはわたしだけのもの、」
「愛ちゃんには悪いんだけど、わたし他の人とセックスできない身体って知っているでしょう、愛ちゃん、」
「うぅーん、そうなんだけど…」
広太を差し置いて二人はなにを言ってるだろうと困惑していた広太。
「ねぇ~お願い、広太さん、週一でいいからさ、」
「そんなのダメ、月一ならいいかな、恋ちゃん、」
「月二、いゃ月三ならいいでしょう、愛ちゃん、」
「うぅーん、わたしちょっと嫌だけど、仕方ないかな恋ちゃんの頼みなら、」
「ありがとう。愛ちゃん、」
ボクを差し置いて二人で決めている!ボクの意見は反映されないんだね、と思っていた広太である。(汗)
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