テキストサイズ

双子姉妹・恋と愛

第3章 相対性選択

「結論は、一晩かかりそうだね、わたしシャワー浴びてくるね、愛ちゃん、」


恋がメークを落としシャワーを浴びに行く。
愛は、食器をかたずけ洗っていた。
恋と愛、二人も複雑な気持ちである。
もし、二人のどちらかを決めたら、広太を諦めなければならないのである。


愛は、リビングにいる広太にお代わりのコーヒーを入れてやる。


着替えてきた恋は、リビングに置かれてあるピアノの前に座り、ある曲を弾いていた。

広太は、恋の演奏を耳を清まして聞いている。


そして、恋の演奏が終わり、広太は恋のピアノの側に来て、


「ノクターン 第2番 変ホ長調 だね、恋ちゃん、」


「あらっ、恋とわかった広太さん、」


「うん、恵比寿のホテルで聴いているからね、とっても良かったょ、心が穏やかになる曲だね、恋ちゃん、」


「ありがとう。広太さん、」




**

ストーリーメニュー

TOPTOPへ