テキストサイズ

双子姉妹・恋と愛

第3章 相対性選択


広太は、愛に呼ばれキッチンのテーブルに着く。

愛は、グラスに白ワインを注いでやる。


「どうぞ、召し上がれ、」

「はい、いただきます。」

広太は、ビッソワァーズ(じゃがいもの冷製スープ)を一口飲み、


「なに?これ美味しい、」

「ありがとう、パスタも冷めないうちに召し上がれ、」


広太は、ボンゴレロッソを食べて、

「旨い、このパスタ、恋ちゃんは料理が得意だったなんて知らなかった!」


「ありがとう。広太さん、」(笑)



そこへ、仕事を終えた恋が帰って来る。


「ただいま~愛ちゃん、」
「お帰りなさい、恋ちゃん、」


恋は、キッチンの広太を見て驚き、愛を別の部屋に引っ張って行く。


「なんで?広太さんが居るの!」


今日、広太のアパートが火事になったこと、泊まるところがないことを恋に話して聞かせる。
恋は、そのことは納得したが二人の秘密は広太に話すつもりなのか愛に聞いてみる。



**

ストーリーメニュー

TOPTOPへ