
双子姉妹・恋と愛
第2章 相対性結論
広太と綾香は、仲良さそうに会話している。
「なんか二人笑ってる。面白くないや、わたし化粧室行ってくるね、恋ちゃん、」
そう言って愛は化粧室へと向かう。
恋は、嫉妬している愛の気持ちもわかる。
広太と綾香は、恋のテーブルにやってくる。
「お初にお目にかかります。相思恋様。わたくし高円寺綾香と申します。」
「そうお初でもないんだけど、高円寺様。よろしくお願いいたします。」
「えっ!どこかでお会いしました?」
「そうだね、お爺様のお屋敷で会ってるょ、そのときスカートにジュース溢されたわ、まぁ小学生だったから覚えていないかもね、高円寺様。」
「そうなんですか、わたくしぜんぜん覚えてなくて、すいませんでした。相恩様。」
「今、謝れてもね、」
広太は、この二人の険悪な雰囲気を感じて話しを反らしたかったが、言葉がみつからない。
愛は、テーブルに戻ろうとしたが、三人を見て、また化粧室へと戻ってしまう。
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