
双子姉妹・恋と愛
第2章 相対性結論
それから、二人は宴会場入りすると、大友グループの企業説明会が始まっていた。
大スクリーンでモニタリングしたものを代表代理の男女二人がプレゼンテーションをしていた。
恋と愛は、そんなの興味ない、退屈な時間を過ごしている。
今後の企業展開のプレゼンが終わると会長・雄大篤史がマイクを持ち、
「最後に私から、一言、」
上座の雄大篤史の娘息子たちにスポットライトが当たり。
「私の子供たちは、まだ独身です、今、花嫁花婿を募集しています。我と思わん方は立候補してください。」(笑)
会場がどうっと湧いていた。後ろの方の席では、
「花嫁募集中だって、私、立候補しょうかな?」
「バカだね、あれは会長のジョークだょ、」
「なんだぁ、ジョークか!」
「ほんとだとしても、良家のお嬢様しか相手されないょ、」
「もしかして、シンデレラってこともあるかもょ、」
「バカだね~、あんたは魔法使いって感じだねぇ、」(笑)
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