
双子姉妹・恋と愛
第2章 相対性結論
大友グループのパーティーとは、外資系の量販店を買収して、ロサンゼルスを拠点に店舗を増やす計画があった。
グループの代表取締役会長・雄大篤史の目論見は、その投資先を見つける目的でもある。
息子たちも全員顔を揃えている。良家のお嬢様との親睦会にもなっていた。
これをきっかけに息子たちの縁談にもと雄大篤史が考えているのである。
雄大広太も無理やり参加させられている。「今回のパーティーは絶対出ろ、出席しないと学費など一切面倒みてやらない」と脅されていたのである。
経済界の有名どころの御曹司、お嬢様といったものはほぼ全員顔を揃えていた。
雄大篤史としてみれば、日本経済界で大友グループの存在を示したい目的も含まれている。
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