
双子姉妹・恋と愛
第2章 相対性結論
広太は、食べ終わった食器を持って行き、缶コーヒーを愛に渡す。
「飲み終わったら、歩きましょうか、」
「はい、広太さん、」
広太と愛は、キャンパスロードを手繋いで歩いて行く。
「もう少ししたら、銀杏も色づいて、この辺一帯黄色い絨毯になりますよ、」
「銀杏の落ち葉ですね、すると、イエローカーペットですかね、」
「あはは、面白いこと言いますね、イエローカーペットはよかった、」(笑)
「変ですか?」
「いゃいゃ、発想がボクと恋ちゃんとは違うなって思っただけです。」
「広太さんと腕組んで、イエローカーペット歩きたいですね、」
「そのあと、映画鑑賞ですかね、」(笑)
「映画鑑賞、いいですね、やっぱり、ラブロマンスものでしょうか?」
「はい、やっぱり、ラブロマンスでしょう。」(笑)
愛は、広太に腕組みして歩いて行く。
広太は、照れながら一緒に歩いてるイエローカーペットを想像していた。
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