
双子姉妹・恋と愛
第2章 相対性結論
チャラ夫は、愛の手を両手で握って。
「はじめまして、ボク、雄大ハルキ、広太君と同じ経済学部三年生です。よろしくね、」
「はい、わたくし相思恋と申します。」
「えっ!あのオンソゥグループのお嬢様!」
「雄大って、」
「そう、このチャラ夫は、ボクの従兄弟、」
「広太君、そのチャラ夫はよしてくれょ、」
「誰にでも、手を出すから、チャラ夫でなくて、なんて言う。」(笑)
「いゃいゃ、誰にもっていうか、ちゃんと選んでいますよ、広太君、」
「そう、用がすんだら消えな、」
その手を離さないで愛の顔を見て、
「お嬢様の前で、口悪いよ、広太君、ねぇ~」
ハルキが同意を求められても、愛は苦笑いするしかなかった。(汗)
「じゃ、また会いましょう。恋ちゃん、」
そう言って、ハルキは二人から去って行った。
「恋ちゃんだって、気安く呼びやがって、」
「仲悪いんですか?広太さん、」
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