
双子姉妹・恋と愛
第1章 相性
恋は、持っていたワイングラスを落としそうなぐらい驚いた。
「今日で処女、卒業した、」(笑)
「えぇー、処女卒業!」
「広太さんは、わたしの秘密を知っても、Hしてくれた。」
「ウソでしょう!」
愛は恋の手を両手で握り、
「お願い、広太さんをわたしにちょうだい、いいでしょう恋ちゃん、」
「ちょうだいって、物じゃないから愛ちゃん、」
「うーんそうだょね、でも運命の人と巡り合ったというか、広太さん無しでは生きられない。」
「生きられない!ずいぶんオーバーだね、愛ちゃん、」
「うぅーん、オーバーじゃなくて、本当に好きになってしまった。だから、お願い恋ちゃん、」
「そこまでいうなら、愛ちゃんに譲ってあげる。」
「嬉しい~、恋ちゃん、」
愛は、恋の首に巻き付いて喜びをオーバーに表現してみせる。
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