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シュールな関係

第24章 番外編 クリスマスの憂心 《大和》

ああ


勿論 俺もそのつもりだ。



くそォ

生で見ると

思っていた以上に

イケてるなコイツーーー…



ウイリアム テーラ


暗闇に薄く青い瞳が浮かび

ライトで髪が黄金に輝く…


それでもって
透き通った白い肌に
整った綺麗な顔つきだろ?


世界的に有名な

建築デザイナーで
名誉も金もある。


こんな奴から告られたら

どんな女もクラッときて

ヤバくなる気持ちも

分からなくもねぇが・・・





まぁ

奈緒の事を目に付けたことは

それなりにコイツの

見る目があるとだけは

認めてやるが―――…




奈緒だけは誰にも

絶対に譲れねぇ


きっちりケジメを付けてやる。



【ウイリアム テーラ

俺も貴様に話がある



奈緒は

後ろのテーブルで待ってろ】



「でも…大和」




「奈緒 

こっちに来て

座って待ってろよ」


雅兄が満面の笑みで

奈緒を呼び

後ろの席に手招きをする。


「えっ?

えっ~~~~~!?



一之瀬さんに…若菜さん…?



もしかして ここから…

ずっと 見てたんですか?



それって…いつからですか?」

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