
シュールな関係
第24章 番外編 クリスマスの憂心 《大和》
「ゴールデン―――黄金の
フライ ―――ハエ
俺が駆除しに来た
黄金のハエのことだ!!!」
「ぷっ…
二日ぶりなのに…
英会話…堪能なのに
本来の大和のバカ加減が
良く…分かる…」
奈緒がいきなりウケだして
笑い出す。
「なに コソコソと
浮気してるんだよ!!!
俺にバレてねぇ~とでも
思ったか?
日本人にはねぇような
容姿と甘い言葉にコロッと
引っ掛かりやがって
このバカ女!!!」
「何を訳分からないこと
言ってるのよ
大和こそ
『絶対に来ないで!!』って
あれほど言ったのに
どうして来たのよっ!!」
「はぁぁぁああ~?!?
そうくるか?
彼氏がわざわざ
仕事の都合付けて
クリスマスに海外にまで
会いに来たのに―――…
凄げー言われ方だな?」
【ヤマト!
君とは一度、
ちゃんと話を
したいと思ってたんだ
今二人で話していいか?】
俺と奈緒の会話の空気を
一瞬にして切り裂き
真面目な顔で
ウイリアム テーラが
俺に声をかけて来た。
フライ ―――ハエ
俺が駆除しに来た
黄金のハエのことだ!!!」
「ぷっ…
二日ぶりなのに…
英会話…堪能なのに
本来の大和のバカ加減が
良く…分かる…」
奈緒がいきなりウケだして
笑い出す。
「なに コソコソと
浮気してるんだよ!!!
俺にバレてねぇ~とでも
思ったか?
日本人にはねぇような
容姿と甘い言葉にコロッと
引っ掛かりやがって
このバカ女!!!」
「何を訳分からないこと
言ってるのよ
大和こそ
『絶対に来ないで!!』って
あれほど言ったのに
どうして来たのよっ!!」
「はぁぁぁああ~?!?
そうくるか?
彼氏がわざわざ
仕事の都合付けて
クリスマスに海外にまで
会いに来たのに―――…
凄げー言われ方だな?」
【ヤマト!
君とは一度、
ちゃんと話を
したいと思ってたんだ
今二人で話していいか?】
俺と奈緒の会話の空気を
一瞬にして切り裂き
真面目な顔で
ウイリアム テーラが
俺に声をかけて来た。
