テキストサイズ

シュールな関係

第24章 番外編 クリスマスの憂心 《大和》

【日本は冬だろう?

服も着てるのに

そんなとこにいらぬ虫が

付けるわけないよね?】



【ホントに大和が

付けたんじゃないの…】



【クスッ 
ナオは嘘が下手だよね


そこがヤマトを
刺激する可愛さなのかな?

ヤマトが付けたんだよね?


暗いからそこを俺に

よく見せてくれるかな?】



奈緒のシャツの隙間に

手を入れ…
人差し指で鎖骨からゆっくりと

俺の付けた印をなぞり―――…


顔を首筋に近づける。


【もうヤマトの匂いはナオから

消えてるよね―――…?


今度、ヤマトの印を

付けてるの見たら
どうするか

ナオにちゃんと言ったよね?】


奴の熱い舌が
鎖骨のラインから

印に向かって舐めるかのように
唇を肌に密着している…

「あンッツ・・・ ヤ・・・メテ・・・」


えっ…

えぇ!!!!?

エェえぇェェェ~~~ッ!!?



何だぁ…この想像絶する

シチュエーションは!!! 



ハハハッ・・・

夢だ 

俺、今…夢見てんだよなぁ?


金縛りにあったみたいに

身体が動かね~し


モーレツに最悪な悪夢…



えっと… 
こんな時は

早く目さまさねぇ~と



「雅兄…

俺の腹を拳で

おもっきり殴ってくんねぇ?」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ