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シュールな関係

第24章 番外編 クリスマスの憂心 《大和》

くそォ~~~
俺は知性もあるが
腕力もあるんだ

ゆるせねぇ
ゆるせねぇ
ゆるせねぇ

ゆるせねぇ~~~って

俺の目の前で…よくも…


即、駆除してやるっ


腰から手をはなしやがれっ!


立ち上がろうとする俺を
雅兄が引き止め


「腰ぐらいで
目クジラ立てんなよ

相手は青い瞳の貴公子だぜ

それに腰にまわすのは

奴の日常だよ」


「日常?」

日常で毎日、奈緒の腰に手を
当ててる訳かぁ?

なんたるタラシ男だ…



かつてたる自分のを棚に上げて

俺はメラメラと怒りに燃える。



「それより
会話をしっかり聞けって…」

はっ…

そうだ

録音とは言わないが
会話の証拠を俺の耳に
しっかり記憶しとかね~と…


【あれ… ナオ
その鎖骨の痣は…

カレシの
ヤマトからつけられたのか?】


【ちっ…ちがうの

え~とっ

来る前に…なんか…

変な虫にやられたの…かな…?】


変な虫?


俺の方が虫なのか…?



それって俺が付けた印の

ことだよな?


なんでだ?


どうして奈緒
そんなこと言うんだ?


ウイリアム テーラの
前では俺を全否定か…?



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