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「大和　知ってるか？

あと30分で25日
クリスマスだ」

「それがどーしたんだよっ」

時計ぐらい持ってるから

時間ぐらいわかるつーの！



「ここのイベントで

カップルは―――――…

絶対に
キスしないといけないんだ」


「キスだとォ！！！」


「ああ

だから俺も若菜と来たわけ



奈緒は知ってるのかなぁ？

このままだと

ウイリアムと

熱烈キスコースだよな？」


雅兄が意味ありげに

口角を上げ

俺に
コソリとはなす。



「！！！！！！！！！！

なぬ～～～～っ！

ウイリアムとキス！？」


　
えぇ～～～～っ　マジか？　


奈緒の柔らかい唇に奴がキス？


ダメだ　ダメだ

これ以上のキスは絶対に
ゆるさねぇ



いや　その前に

こんなイベントで

奈緒がそんなのする訳ねぇだろ？



ウイリアムの臭い手段

俺が絶対阻止してやる！！


テーブルの上のバーボンを
一気に飲み干し

そっと後ろをみる。


おい、

おい、おい、おい、おい
おいおいおいおい　おいっ


何だその手・・・？

ウイリアム　テーラ

奈緒の腰に―――…

腰に手をまわしてるじゃ
ね～～かっ！！