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シュールな関係

第17章 入れない世界 前半

今までこんな綺麗にして

もらったことないから少々

不安になり…


自惚れなのかーーー

自分ではうっとりレベルだけど…



モデルや芸能人を見たら…

やっぱり並だろう…か?


他の人から見たら

どうなのかと自分レベルを

認識したくなる。


山本さんは綺麗です・・・と

満足そうに目を細めて言って

くれて


もしかして…わたしは

絶世の美女!?

とばかり思わず舞い上がって

しまったけれど…



やっぱり、わたしが一番聞きたい

のは…いつも辛口ばかり言う

一之瀬さんからの…意見だ。




「お前の見た目? 

くくっ 


そんなに気になるのか?


そうだな~~~





この中から言ったら…


お前のレベルはなぁーーー」




いきなりのわたしの

捲し立てるような質問に

薄ら笑いながら…


ワザと顎に手をあてて…

考えるようなふりをして…



なかなか直ぐに答えない。





またこれがわたしの乙女心を

大きく逆なでる。




「あれ もしかして・・・




そこにいてるのは…奈緒か!?」


 


茶髪の男が不思議そうに…

一瞬 ジッ~とわたしを


見つめて・・・近寄ってきた。




「えっ 大和?



大和だよね!?」
 



山の手グループ 


椎名社長の息子



織田 大和が目の前にいる。


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