無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

微笑み……笑顔……スマイル……　

にこやかに　口角を上げて…


山本さんのアドバイスを

心の中で何度も

繰り返しながら…周りを見渡すが


会長が来てる形跡はまだ…ない。




「えっ　///あの人　


一之瀬さん　見て　見て！！

テレビで見かけたことある



あれぇ　あそこの女優さんも！


今日は一体…

何のパーティですか！？」



名前までは覚えてないけど

よくドラマやテレビで見かける

俳優さんだ。



芸能人を見ると　嬉しくって

テンションが上がる。



会長に意識を集中していたけど…

よく見ると

モデルのような背の高い

男性に…


白い肌　長身・美脚を見せる

スリットドレスやタイトで

身体のライン見えるドレス…


ヒールで余裕で１８０ｃｍを

超えるような…端正で

美しい女性モデル達…が沢山いる



優雅にエレガントに

シャンパン片手に会話を

して---


その中にいるわたしは

現実の世界ではなく・・・



まるでセットの中にでも

ポツリと…紛れ込んだ…ような…

気持ちになる



「１２月に入ったら年末の企業の

挨拶がてらの交流が多く

今日もその一つだな


今日はスポンサーや

芸能関係や大手企業に外資企業が

…沢山集まるらしい」



へぇー　そうなんだ～

だから芸能人やモデルも

沢山いるのね


わたしにはない世界だ。