無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「奈緒さん　


さすが会員制だけあって

美味く頂けて 今夜はゆっくり

出来たよ　　ありがとう


ところで奈緒さんの着付けは

自分でされてるのかい？」



「はい
　
こちらの女将に着付けから

振る舞いにマナーはすべて

教わりました」



「今日は奈緒さんを見て

とても安心したよ


手際もいいし、上品に振る舞えて

華がある」
　

何の安心だか分からないけど

褒めてもらうのは嬉しいので

少し得意げに微笑み返すわたし。



「それでだが 奈緒さん

12月になると色々とパーティが

あるんだ


12月の第一土曜の夜に正装して


雅也と同伴で来てくれたまえ」



「・・・・・・・？」

きょとんとした顔になるわたし。



今パーティって聞こえたけど

え～っと『来てくれたまえ』の

意味が分かんないんだけど！？


わたし会長に

日本語忘れたとか

もうろくとか思ったけどーーー




日本語の理解を出来てないのは

わたしの方なの！？




「・・・・すみません　

仰ってる意味が

よく分からないのですが・・・」



「企業の集まりのパーティが

あるから奈緒さん　

雅也とパートナーとして

一緒行ってくれたまえ」





来たぁ～～～！！

やっぱり狸おやじからの

意味不明な

地雷がいきなり来たぁ～～！！




わたしの解放デーはどこ？




一体わたし…

どこで地雷を踏んだの！？