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顧みすれば

第38章 愛の行方

石田さんとアパートに向かう


玄関の前で止まった石田さんは


「泥棒が入ったみたいな部屋だけど

 ビックリしないで


 なにせうちには怪獣が3人もいるんだ」



そういいながらも幸せそうだ


「奈々ぁ 帰ったよ」


「おかえりぃ」


ガシャガシャと何かを踏みつける音がして


奈々が玄関まで飛んでくる



私に向かって飛んできた奈々は


ぎゅーっと私を抱き締めた。



「亜美 会いたかったよ♪」



奈々は私の名前が変わっても


亜美と呼び続けている。


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