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顧みすれば

第38章 愛の行方

「わが家?」


「そう、2年前に転勤になってね

 奈々と子供たちと

 ニューヨークに来たんだ」



そうだったんだ。


奈々ともしばらく連絡を取っていない。



「でも こんな遅い時間に悪いわ」



「どうせ泊まるところも決めてないんだろ

 奈々に連絡するから

 今日はうちに泊まればいいよ」



そういって電話を掛けてくれる。



「奈々が今すぐ連れてこいって」



お言葉に甘えてお邪魔することにした。



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