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顧みすれば

第34章 新たな扉

「早速いこう」


ロイド王子がリムジンに乗り込んだ。


「まったく...」


直哉さんも呆れながらついていく。


私たちも乗り込んだ。


リムジンは町を抜け砂漠をひた走る。



アラブはたった数年で趣を変えていた。



町を歩く女性も多く


以前は黒い民族衣装を着ていた人が


多かったのに


とても明るい色や


洋服姿の女性も目につく。



道路もかなり整備されていて


砂漠と言えどリムジンが走れる


舗装された道が続く。



アラブは明るく活気に満ちた国になっていた

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