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顧みすれば

第34章 新たな扉

静かにドアを開けて入ってきた女性は


目の大きな少女とみまごうばかりの


女の子。



ロイド王子が手招きする。



「ナターシャといってまだ20歳なんだが


 私が初めて建てた学校の卒業生で


 成績が良くてね。


 飛び級でハーバードも卒業している


 今は私の学校で教師をしてくれている」



「ナターシャと申します。


 お目にかかれて光栄です」



ロイド王子がとても愛しそうに


見つめているので


彼女が運命の女性だと分かった。


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