
「俺は、男だ!クソ野郎」
第2章 ふ、ふざけんな!
こうなったからには、
転校という道しか俺にはない。
まだ、高校生活は始まったばっか。
諦めたくない。
「転校?ははっ、無理無理」
大悟は、クスッと笑い、
俺の後ろの襟を軽々しく掴み、歩き出す。
「おい、引きずるな!」
よくよく考えてみれば、転校できるほど
頭は良くない。
逆に異常なほど悪すぎる。
「だって、お前なかなか前に進もうとしねぇじゃん」
「当然だろ。ダメージが強すぎた」
精神面においては、結構
重症な感じだと思う、多分。
はい、夢は夢のままで
終わりました。
ガクッと肩を下ろす。
