
「俺は、男だ!クソ野郎」
第2章 ふ、ふざけんな!
「俺…聞いてねぇよ…。ここが男子校なんて…」
これから男がうじゃうじゃしている所で3年間、
通わないといけないと思うと…
ゾクッー
嫌だ嫌だ嫌だ。
むさ苦しい。
「言ったじゃん」
ハハッと呆れた顔をする大悟。
「それは、今さっきだろ!?受験する前に言えよ、ゴラ!」
俺は、頑張って背伸びをして、
大悟の胸ぐらを強く掴んで力を入れた。
鋭く睨み付ける。
「バカだなー。はぁ」
こうも簡単にあっさりと跳ね返された。
あぁもう、
「ふ、ふざけんなー!!!!転校してるー!!!!」
登校初日目、転校したいと思った。
彼女作って、enjoyライフを夢見てた俺の憧れが
あっさりと崩れ散った。
