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「俺は、男だ!クソ野郎」

第5章 鬼ごっこ…?








俺のテクニックさえあれば、

どんな奴でもイチコロで落ちる。


あ、男女問わずだ。



ちょちょいと甘い言葉を

囁けば、失神する奴数知れず。



恋愛って、単純で簡単。

手に入れたいものがあれば

すぐ手に入れる。



俺にとっては、ゲームと一緒。


それほど自分に自信がある。




そんなことを考えていた時…。



「……ん…」


どこからか、声がした。




「もしかして、誰かいる…?」


うそ、マジかよ。

ぐっすり寝れねぇじゃん。



いつもなら、ここですぐ帰るが

聞こえた声があまりにも可愛かったから、

俺は、つい気になって

近づいて覗いてみることにした。



現金な奴とか言うなよ?





そして、覗いてビックリ…。





「ひ、姫…?」



疑いたくなるが、でも

目の前には、小さくソファーに

うずくまって気持ち良さそうに



寝ている仔猫ちゃんがいた。





可愛い…

もろタイプ。




もしかして、この子…!





皆が噂して、騒いでいた

一年の姫…?










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