
「俺は、男だ!クソ野郎」
第5章 鬼ごっこ…?
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あー、やっちまった。
俺は、先程の自分の行動に深く後悔していた。
勢いよく、飛び出して来たため…
「ここは、図書館…なのか?」
いつの間にか、見知らぬところに
迷いこんでしまっていた。
俺、本当バカだろ…。
しかも授業中に。
ただ自分の嫌なことがあったくらいで
抜け出すなんて、どう考えても
幼稚すぎる…。
まぁ、もう今、教室に戻ったって
怒られるだろうし、
今、俺の目の前にある図書館に
入って見学でもしようと思った。
どうせ怒られるだろうし。
大事なことなんで
2回言いました。
ガラッー
ドアを開けて、中に入ると
そこは、しーんと静まり返った空間。
やっぱり、みんな授業中だし
ここには、誰もいねーよな。
意外と一人図書館って
なんか不気味で怖いな…。
俺は、いくつものズラーと
並べられている本を見ながらそう思った。
