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高校生の恋愛事情(仮)

第11章 木村颯太がバスケを始めた理由

次の日、俺はそいつのせいで『出会いのためにバスケやるな』『キモいんだよ出会い厨』『本気でやってねぇならやめろよ』って同い年の奴らに言われた

先生に相談しても俺が部長だから気にするなってずっと言っていた

先生は注意しないからそいつらのイジメが悪化する
そんな悪循環の繰り返しだから先輩たちが退部と同時に俺もやめた
学校も市内の別のところに転校した

そこの学校ではバスケはしなかった。いや、したかったんだけどできなかった。
同じことの繰り返しになるようで…

もうその頃には一生和奏に会えないんだって思い始めてたんだ

一生懸命バスケしたけど、それもダメにされちゃって俺にはなにも残っていなかった

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